時の流れ

暑い真夏の夜の中 白い砂浜に座っていた
蝉時雨を聞きながら 君がそばにいた

闇が広がるときに 雰が全て包み込んだら
鳥たちが南へ飛んで 悲しい顔をしてた

砂の上に書いた文字は
想い出とともに 波の中
消えてった

* 全ては流れて、流れて
すっと始まっても過ぎ去って
時が枯れて、星が冷えて
言葉も吹き飛ばした 風の中

北風が吹くときに 君が僕より確かに
違う道を選んできた 目もくれずに

果てしない色に描いた世界 色んなことがあっても回る
いつかは吹き払う風が 心の傷治るさ

老い木に刻んだ文字は
想い出とともに雨の中
消えてった

*
*

© Kai / Shigure, 2008
The flow of time
coming soon